日曜日の真鍋です!
「水の都」西条といえばやはり「うちぬき」。
※「うちぬき」・・・愛媛県西条市の旧西条市一帯に豊富に存在する地下水の自噴井である。名水百選にも選ばれている。
西条市に住んでいながら、「うちぬき」について、あまり触れてこなかったこともあって、今日は 「うちぬき」のあるまち西条の気になる水辺を巡ってみることにしました!
「まずは、どこから行くか?」ということで西条市HPで公開されている西条水めぐりまっぷを参照!
リンク:http://www.city.saijo.ehime.jp/site/mizunorekishikan/lineup6-1-1.html
地図を見てみると
うちぬきにかぎらず、水辺となるとかなり広範囲をカバーすることに気づく。。。
今回は、地図の右側。
上の赤丸のうちぬきの自噴する場所に限定して、行ってみることにしました!
まず、最初に行ってみたのは「加茂川左岸うちぬき公園」、上の地図の6番にあたる場所です。
うちぬきの名所としては断トツに西に位置するそうです。
少しわかりにくいですが、中はちょっとした広場のようになっています。
周りは一面田んぼや畑の耕作地帯にポツンと湧き出るうちぬき。
大きい川を流れる水などが地下にたまって豊富な地下水となってうちぬきが湧き出るということを聞いたことがありますが、ここは大きい川からは結構、遠くはなれているんですね。
こんな所にまでうちぬき?なんて、とても不思議な気持ちになりました。
澄んで冷たそうな水を眺めて少し考えていると、
写真には写すことはできませんが、二組の方が水を汲みにきました。
晩御飯や飲み水のために、水を汲みにくる家庭っていうのは西条では、結構一般的です。
また、同じうちぬきでも、自噴する場所によって水質が違って、「※弘法水がいいんだ!!」とか「※観音水じゃなきゃだめなんだ!!」というファンがいるのだそうです。
なにはともあれ、まずは、さわってみましょう!
※いずれもうちぬきの名所
うーん!想像以上に冷たい水ですねー。
キーンときます!
地下水なので、ここは、一年通して温度は安定しているのでしょうか?
野菜でも冷やしたくなるなー。
こんな感じでしょうか?
トトロの世界でもみたとおり、ちょっとやってみたかったんですよね。
うちぬき公園を後にします!
つぎにやってきたのは文化会館前。
地図の長い赤丸の下の方を見てもらえばわかると思います。
駅から徒歩5分の場所ですが、日常と水辺が生活にうまくマッチしてる感じがします。
豊富な地下水が湧きでる所を流れる川だけあって、水も澄んでいます。
道を渡った反対側にはここにもうちぬきがあります。
ここも、うちぬきの水を飲むことが可能です。
もちろん、ここもたくさんの方が日中、お水を汲みに来られる場所でもあるんですね。
水飲み場の上にあったうちぬき位置図。
市街地のど真ん中にこんなにたくさんうちぬきがあふれてくるのが分かります!
まさに水の都!!
少し長い赤丸の中でも場所を北に移して福祉センター横の橋に来てみました!
これは橋から北向きに撮った写真です。
ここも、水辺が生活とマッチしている感じがすごくするので、歩いてみるのおすすめです!
同じ場所を橋の上から南向きに撮ってみました!
よく暑い受験期の夏はここで煮詰まったら、涼をとってたなぁ。。。
橋の西側にはポンプ。市内のいたるところに水と親しめるようなきっかけがあります。
ちなみにどこの水も夏とは思えないほどキンキンに冷えています。
地下水ならではの恩恵を感じますなぁ。
そして、次はこの記事での最後のうちぬきの場所の紹介になります。
場所が変わって、ここは先週も紹介した「マルトモ水産」。
よしっ、海鮮丼食べるか!
ではなく、よーく看板をみてください。
んん??弘法水??
弘法というのはあの弘法大師のことでしょうか?
なにはともあれ、この近くに弘法水なるものがあるようです。
さっそく行ってみましょう!
弘法水らしきところにつきました。
ここは最初の地図でいう①番の場所にあたります。
「えっ!?」って思ったかもいるかと思いますが、
そう。ここ、海なんです!!
横にある船なんかこれ、地元の漁協さんとかの船ですからね。
目と鼻の先までやってきました。ここまでくればいかに海と近いがお分かりいただけるかと思います!
というより、ここは間違いなくあとから増設したであろう場所なので、もともと海から真水が湧き出ていたのではないでしょうか??
そして、念願の弘法水。。。
ほんまにふつふつと湧き出とるやないか。。
採取して、飲んでみたのですがすっきりとした真水でした。
市販の水よりおいしいというファンの方もたくさんいるくらい弘法水は有名なうちぬきのポイントでもあるので、
西条の方からみたら、当たり前なのかもしれません。
最後にこの弘法水について、少し補足をするとかの有名な弘法大師が杖で突いた所、下から湧水が出てきたとの言い伝えがあるそうです。
その弘法大師のいわれにちなんで弘法水となったんだとか。
うちぬきを巡っていたおかげで街の歴史について触れたり調べることもできて、すごくためになりました。
「利き水なんかができてもおもしろいかもしれないな」などと考える機会にもなりました。
まだまだ、案内したい西条の水辺はあるのですが、今日はここまで。
ぜひ、みなさんも「水の都」西条で水めぐりをしてみてはいかがでしょうか?