地域循環を生み出す新しい仕組み!“お手伝いワーカー”として収穫体験に参加してきました!

八幡浜発で広がっている「八幡浜お手伝いプロジェクト」。2013年にスタートした民間主導の「社会貢献」プロジェクトとして、今県内はもとより全国から注目を浴びています。

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八幡浜お手伝いプロジェクトは、心豊かな未来発展のために、八幡浜で頑張っている若者グループと力を合わせ、お互いの持てる資源を有効に活用しながら、「みかんづくり」「人とのふれあい」「街の活性化」を中心に、八幡浜のみかん農家が毎年抱える人手不足の課題解決にむけた「社会貢献活動」を展開します。
また2014年からは西宇和みかん支援隊の委託事業として援農者・新規就農希望者募集も行っています。

と謳われているように、人手不足に悩むみかん農家に対し、お手伝いワーカーを派遣するとともに、その感謝の気持ちとして、現金ではなく市内飲食店等で使える「クーポン券」を配付する“有償ボランティア”の取組み。

みかん農家の課題解決につながるだけでなく、市内飲食店にも人が循環する、まさに「地域活性化」のプロジェクトになっています。

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ということで・・・今回、お手伝いワーカーに登録から参加に至るところまでを体験してきましたので、レビューします。

今後参加される方の参考にしていただければ。

 

まず、お手伝いワーカーとして、農家にお手伝いに行くには、「お手伝いワーカー登録」が必要。

簡単な申込書に氏名・住所等を記入し、事務局に提出すると、「お手伝いワーカー登録票」(カード型)をいただけます。

随時申込は受付しているようですが、時々説明会を松山や八幡浜でも行っていますので、そちらに参加するのもOKです。

八幡浜お手伝いプロジェクトのホームページを秋口にチェックすることをオススメします。

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私は、その説明会に参加したことで、内容をしっかり理解した上で、申し込むことができました。

一度、現地研修に参加いただいた後、それ以降、お手伝いプロジェクト実行委員会から「お手伝いワーカー要請」のメールが届き始めますので、そのメールを見て都合のいい日(お手伝いに参加したい日)を連絡します。

あくまで、お手伝いワーカーさんのペースで申し込むことができます。

こちらのページでもお手伝い要請の一覧を見ることができますよ。

 

いざ、当日。約束された時間(7時45分)・場所に集合し、農家さんと合流します。

決して、遅れたりしないよう気をつけましょう。

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その後、園地まで車で誘導していただきます。

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朝早いと、雲海が見えることも。今回、ぼくがお邪魔した農園は標高が高かったので、きれいに見ることができました。

なんか得した気分。

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続いて、手袋、ハサミ、みかんを入れるカゴを受取り準備をします。

手荷物は、農家さんに預け、最低限にしておくことをオススメします。園内で落としたら見つかりません。

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ハサミは、腰に巻いて装着すると使い勝手がいいですよ。

こんな感じ。

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収穫する園地へ移動します。

園地内でも、収穫してはいけない木(種類)がありますので、説明をよく聞き間違えないようにします。

ベテランの取り手さんがいらっしゃいますので、その方を追いかけるようにして収穫していくのがおすすめです。

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手袋を装着し、みかんを入れるカゴをみかんの枝に掛けます。その時は、できるだけ太い枝を選ぶようにしてください。

みかんの重量がかかり、枝が折れてしまう可能性がありますので、枝選びも重要です。

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みかんは、「二度切り」が基本。

コンテナに集めたときに他のみかんを傷つけてしまわないよう、房が高くなりすぎないよう(切った箇所が出っ張りすぎないよう)に切ります。

これはかなり農家さんも見ているポイントなので、注意が必要です。

みかんの枝は上下左右に広がってますので、取る人自身がしゃがんだりしながら、枝や果実を傷つけないように移動していきます。

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ただ、木に登るときは、注意。体重のかけ方を間違うと枝が折れてしまい、みかんだけでなく、自分自身も転落してしまいますので、慎重に選んでください。

くれぐれも無理はしないよう。難しいところ(手が届かないところ)は、ベテランの取り手さんにおまかせしましょう。

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8時~12時。午前の部が終わりました。

その後、園地や小屋などで昼食を食べます(もちろん、周辺にはレストランなどはありませんので、弁当持参です)。

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(今回はたまたま農家さんの家がすぐそばということもあり、室内で食べさせていただきました)

 

約1時間の昼休憩を経て、作業再開。

日が暖かく感じられる時間で、みかんに一番太陽が降り注ぐ時間になります。

みかんに注目すると、ほんと美味しそうに見えますよね。まさにゴールデンタイム。この日差しが美味しさの秘訣です。

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また、ベテランの取り手さんは、高いところにあるみかんを取るための「たかうま」を駆使しています。

こちらも、見ているとポジショニングなど勉強になりますよ。

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農家さんによってまちまちですが、15時ぐらいになると、一度休憩があります。

コーヒーとお菓子をいただきました。

農家さんや他の取り手さんとコミュニケーションもとれるいいタイミングです。

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さあ、あと1時間のお手伝い。もう少しで1日の作業が終了となります。

ここらあたりで、手足腰が痛くなってきたりするので、時々手足を伸ばしながら、また景色を見ながらリフレッシュしていきます。

参加者や農家さんに、積極的に声を掛けながら収穫をすると、楽しみながらあっという間に感じられますよ~

「カゴを移しあいこ」したり、「ここは私が取ります」、「そちらをお願いします」など、ちょっとしたコミュニケーションが大事です。

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収穫作業が終了(16時)したら、お借りしていたハサミなどを返却し、農家さんに「記録」(押印)をいただきます。

「1日お手伝いしていただきましたよ」という大切な証になるわけです。

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その後、農家さんにお礼を告げ、お互い1日を振り返ります。

「どうだった?疲れたやろ?」と農家さんにお声かけいただき、ホッコリ。

別れを告げ、帰路につきます。

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その後、その書類を持って、クーポン券に交換するために「八幡浜みなっと みなと交流館」へ。

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「お手伝いプロジェクトのクーポン券の引き換えに来ました」と告げ、クーポン券をいただきます。

1日頑張った嬉しい瞬間ですね。

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1日お手伝いをして、この時は5,000円分のクーポン券をいただきました。

期限はありますが、市内の飲食店や宿泊施設、ガソリンスタントなどにも使えますのでワクワクです。

参加したワーカーさん同士で、居酒屋に行くのもいいですし、一泊して帰るのもいいですね。

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ということで、あっという間だった1日のお手伝い。

木の間に入りながら、体勢を変えながら収穫するのは、予想以上に大変ですが、普段見えない生産の現場や農家さんの声、またみかんを育む気候(景色)にも触れることができる貴重な機会になります。

なんと言っても、農家さんとふれあいながら、「地域に貢献している」という感覚を味わえるのは大きいです。

それに、その結果として、「クーポン券」もいただけるというのは、農家さんにとっても、お手伝いワーカーにとっても、また地域にとってもメリットがある取組です。

まさに、「みかん作りのお手伝いを通して生産者と消費者の距離を縮め、また地域の活性化を目的とした取組になっています。

まだ経験していない方は、この機会にぜひ参加を!

詳しくは、こちらのページに書いてありますので、ご参照ください。

 

※今回のレビューはモデルケースであり、受入農家さんによって多少スケジュールややり方が違いますので、ご注意下さい。

▼現在のクーポン券が使えるお店を貼り付けておきます。参考までにどうぞ。

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(2018.11.06追記) 新しい協力店が増えました!

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濵田 規史

愛媛県八幡浜市生まれ。山口大学卒。 複数の仕事(事業)をこなす、パラレルワーカー・NPOブロガー。人とまちの“魅える化”が得意で、主に地域活性・NPOの中間支援をやっています。2018年1月、学び場・働く場・交流の場がひとつになった拠点「コダテル」を開設。高校時代にお店を開店したことで地元が大好きになりました。 オフィシャルブログ運営、 「NPO法人八幡浜元気プロジェクト」の代表、「KITONARU」編集長などを務めています。