こんにちは。南予地域活性化支援チーム産業探求班です。
いちごのおいしい季節ですね!
フレッシュないちごを使ったおいしいフルーツサンドがなんと大洲で食べられるんです!
今回は自分で作ったいちごでサンドイッチを作っている「mom smile」(マムスマイル)をご紹介!
農業だけでなく加工・販売にも取り組むパワフルな女性にスポットを当てます。
いちご農家となりフルーツサンドを作るまで
いちご農家をしながらサンドを作っているのが
「mom smile」オーナーの野間ひとみさんです。
もともとパティシエとして働いていましたが、2年前にいちご農家に転身しました。
品種は紅ほっぺ。大洲で最も多く生産されている品種です。
ご主人と一緒にいちごを生産する中、収穫のときにいびつな形や大きすぎなど、規格外となるものがどうしても出てしまいます。
ロスとなる上に、おいしいのにもったいないと感じた野間さん。
どうにかならないものか、と考えていたところ、ご主人から「パティシエの経験を生かして何かやるのはどう?」という後押しがありました。
フルーツサンドがブームだったことから、自家製いちごを使ったフルーツサンド作りを始めました。
直売所で人気となり、お店を持つことに
フルーツサンドの販売は大洲にある産直市「愛たい菜」でスタートしました。
いちご以外のサンドも手がけ、人気を獲得!
そのうち、6次化産品などが集まるマルシェに呼ばれるようになりました。
直売所では委託販売のため、購入してくれた消費者の顔を見ることができず反応がわからなかったのに対し、
マルシェでは対面での販売です。
パティシエ時代に接客もしていた野間さん、作った商品を自分の手で届けられる楽しさと、消費者の顔が直接見える嬉しさを実感しました。
思い立った勢いそのままに、2021年8月末、サンド専門店「mom smile プラス」をオープン!
サンドイッチを作る上でのこだわり
ずばり、できるだけ大洲市産・愛媛県産のフレッシュな果物や野菜を使うこと!
サンドを出荷している愛たい菜には、地元で育った種類豊富で新鮮な農産物がたくさん。
年間を通して様々な果物や野菜が並んでいます。
自身が出荷するようになり、それまで知らなかった地域の魅力的な品々にも出会いました。
そんな地元産の食材でできるだけサンドを作ることにこだわっています。
使用しているパンも、地元で有名なパン屋さんから仕入れたものです。
人気No.1はやっぱりいちごサンド
「mom smile」の一番人気かつ最推し商品は、
ご主人とともに愛情込めて育てたいちごをふんだんに使用したいちごサンド!
もしできるならば年間通じていちごサンドを出したいくらい、強い思い入れがあります。
冬から春の今がいちごの季節。
シンプルに生クリームとのバランスの良い定番サンドに、
抹茶クリームとあんことの和風な組み合わせ、他のフルーツとのミックスまで。
野間さんが自信を持っておすすめするいちごサンドをぜひご賞味あれ!
これからも進化を
お店をオープンして感じるようになったこと。
それは、食物アレルギーに関して聞かれることの多さだと野間さんは言います。
現在では、国民の3人に1人が何らかのアレルギーを持っていると言われ、配慮が必要です。
今後は、乳成分や小麦などのアレルギーを持つ人でも一緒に食べられる、おいしいサンドを提供したいと語ってくれました。
また、動物性の食品を一切摂取しないビーガンやベジタリアン、健康志向に対応したサンドも構想中。
中途半端な気持ちではできないと、正しい知識や技術の習得に向け勉強していくそう。
周囲の助けも借りながら、ワンランク、ツーランク上のサンド屋さんへと、さらに進化していきます。
mom smile 取材を終えて
野間さんのお話を通して、地産地消の取組みやフードロスの削減など、食に対する強い思いが伝わってきました。
家庭では家事や子育てもこなすお母さん。隙間時間の活用と時短で、リズムよく生活できているとのこと。
お店で直接関わるお客さんの笑顔と「ありがとう」「美味しかった」という言葉が仕事のやりがいとなっています。
サンド以外にも台湾カステラやコーヒー、イベントに合わせたスペシャルな限定商品も提供!
ぜひみなさんも大洲市の農産物がたくさん入った「mom smile」のサンドを召し上がれ!!
あすぱら
インタビュー動画
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