四国最西端の伊方町には、観光する目的でいく場所が少ない!!

と、いろいろな方からの声をいただくことがあります。

よく聞く観光の候補地としては、

・佐田岬灯台

・しらすパーク

・道の駅(きらら館、瀬戸農業公園)

・半島各地に残っている石垣

などでしょうか。

今回は伊方町に残っているが、あまり知られていない場所に訪れてみました。

その名も『旧三崎精錬所焼窯』

Googleマップで検索しても、正確な位置が表示されません...

しかし、2003年に国登録有形文化財に登録されている価値ある産業遺産なのです。

 

【旧三崎精錬所焼窯までの行き方】

手段:自家用車&徒歩

住所:伊方町井野浦

※伊方町のHPでもここまでしか住所がわかりません...

所要時間:三崎港から伊方町井野浦まで 約20分(車)

八幡浜駅から伊方町井野浦まで 約70分(車)

伊方町井野浦から旧三崎精錬所焼窯まで 約15分(徒歩)

赤丸のところに、焼窯についての説明看板があります。

そこに車を停めて、歩きます。

【旧三崎精錬所焼窯とは?】

もともと、伊方町の銅鉱山は、一大産業でだったらしい。

つまり、至極簡単に言えば、鉱山産業の建設物のひとつ。精錬所は、鉱石から特定の金属を取り出すための施設であったんですね。

実際に零細ではあるもののかなりの数の鉱山があったことが分かります(下記参照)。

・「日本鉱産誌」によれば、この狭小な半島部に実に四三か所(伊方町一五、瀬戸町一五、三崎町一三)の鉱山が記載され、また『四国鉱山誌』には一六(伊方町七、瀬戸町五、三崎町四)の鉱山があげられ、銅鉱(副産物としで金・銀、硫化鉄鉱)を採掘した実績がある

・明治四〇年代から大正六~七年に至る産銅ブームのころは半島一帯の鉱山は盛況をきわめ、全国でも稀な銅鉱山の集中地域であった。

http://www.i-manabi.jp/system/regionals/regionals/ecode:2/34/view/4884より抜粋

 

しかし、今日稼行している鉱山は一つもない(昭和40年すべて閉山)。

旧三崎精錬所焼窯についてを調べるだけで、ここでの歴史が見えてきます。

日本の地方であっても(地方だからこそ?)、

戦争や時代の流れの影響をもろに受けながら、伊方町では生活が営まれていたと思うと、かなり感慨深いものがあり、歴史・遺産好きにとっては、堪らないことでしょう!

・金属鉱業における独占体制が確立された時期だった

・第一次大戦後の不況

・第二次大戦中銅需要の増大によって一部再開されたが往時の盛況はなかった

・富鉱体は採掘しつくされ、有望な新鉱床の発見に乏しかった

・半島先端部は、精錬所の建設に煙害軽減という見地から絶好の地理的条件を備えていたが、用水の不足と電力コストが劣るという点が理由で建設されなかった

・公害問題(煙害や銅製錬の際に出る亜硫酸ガスの浄化装置を講じていなかったことなど)

などなど、明治から昭和にかけて、激動の生活がこの精錬所から見えてきます。

現代の豊かで便利な生活があるのも、こういった歴史があるからこそなんですよね。

現代に生まれた人は、感謝しなければいけませんね。感謝です。

詳しく知りたい方は、こちらを参照↓↓↓↓↓

http://www.i-manabi.jp/system/regionals/regionals/ecode:2/34/view/4884

 

とはいえ、これだけの歴史があって、焼窯も、当時の遺産も、そこそこ残っていて、国の文化財にも登録されているのに、なぜ知られていないのか。ネット検索してもヒットしないのか?

それは、実際に行ってみたら、何となく悟りました。

 

【行ってみた感想】
・焼窯まで辿り着くまでの道があるような無いような...半分ない

→良く言えば、探検ぽいですね。

・道がないので、看板を便りにするしかないが、看板がボロボロで見つけにくい。

→迷いそうになります。

・急斜面なので、まあまあ危険

→子どもは危ないので、行かない方が良いでしょう...

つまり、環境整備がきちんと行き届いていないので、危険!!!!何があっても責任は追えません。

なので、情報があまり公開されていないのでしょうね。納得です。

 

【行ってみた感想②】

・焼窯は、結構良い
・ラピュタに出てくる遺跡を少し思い出す
・焼窯の遺産が落ちているので、本当に昔はここで働いていたんだというイメージがわく
・大きすぎて全体像が掴めない(情報も少ないし)
・歩いていると文化財は、いきなり現れる
・こんなところで儲けた人がたくさんいたんだろうなというイメージがわく
・公害のために地元民に襲撃されたという黒歴史
・今を生きることに必死だった時代の暮らしに耽る
・歴史、遺跡、探検、歴史的妄想好きな人は、来る価値あるかも

至るところに、精錬所の遺産が転がっています。

個人的には、雰囲気も歴史も探検ぽい感じも、結構好きなのですが、いかんせん、すでに書いたように訪れるには危険&不安要素がたくさんあり、手放しですべての人にオススメはできません。

なので、

旧三崎精錬所焼窯に訪れるという方は、十分に気をつけて、安全確認を怠らないようにしてくださいね。

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