2020年1月15日に公開された、同じ筆者が同じ宿に再泊したこちらの記事も併せてご覧ください。
こんにちは。
水曜日の担当は、四国中央市から上質で思い出に残る旅をご紹介するトラベルライターの菊池(自称)がお届けします。
4月になりましたね。
菊池が愛媛に移住してきて1年が経ちました。
あっちこっちに行きたくなる菊池は、この1年で愛媛県の最南端の愛南町に行けず悔しい思いをしてしまいましたが、それ以外の19市町は制覇しました。
どの町も魅力がたくさんありますね。
行ったことがない愛南町も同じくらいの魅力があるのでしょう。今度行ってみよう。
さて、今日の記事は先週の記事でご紹介した旅の続きです。
松丸駅をあとにした菊池は、一路宇和島方面へ。
予土線から予讃線へ乗り継ぐ場合は、特急列車なら宇和島駅、普通列車なら北宇和島駅で接続しています。
青春18きっぷは特急列車には特急券を買っても乗れないので、北宇和島駅で普通列車に乗り換え、のんびりと3時間乗りっぱなしの旅です。
乗りっぱなしと行っても、途中の八幡浜駅で20分くらい停車したりするので、自販機やトイレなどは車内になくても大丈夫です。
途中の下灘駅なんかでは、景色と撮影している人たちをたくさん眺めたりしながら、列車は松山駅へと到着しました。
宿は道後温泉にあるので、駅前から路面電車に乗り換えて道後温泉駅へ。
今回宿泊したのは人気の「道後やや」さんです。(雨で夜だったもんで外観の写真を撮るのを忘れた…!)
平日だったので結構お安いお値段で宿が取れてしまったので、こりゃラッキーと記事にしようという魂胆が見え隠れしているのにお気づきでしょうか…。
さて、知ってる人には超有名店の道後ややさんですが、もちろん知らない人もいると思いますので、ガッツリじっくり紹介していきます。
まず建物にはいってすぐにある「みかんジュースがでる蛇口」です。
いかにもTHE愛媛って感じですよね。
この日は温州と不知火の2種類のみかんジュースがありました。
県内の人よりも県外の人の方が当然宿泊率は高いと思いますので、喜ばれるサービスではないでしょうか。
松山空港と違って常設ですので、いつでもごちそうになれます。
チェックインしてエレベーターの前には「おもてなしデスク」があります。
朝はみかん、午後はおしるこ、夜は豚汁、夜更けには鯛飯のおにぎりが無料で振る舞われています。
特に鯛飯おにぎりは人気でしたので、狙い目は21時ちょうどですよ!
さあ、部屋までもうちょっとあります。
エレベーターで各階へ移動したら、そこに玄関があります。
ここから先は上がりになっているので靴を脱いで靴箱へ。
※靴箱に鍵がないので、盗難などが心配な方は部屋が汚れないように配慮のうえでお部屋へ。
廊下はフローリングですが、靴を脱いでいるのでビジネスホテルよりは旅館な感じがすごくします。
そしてお部屋に到着です。
ここまでの流れで、お部屋もしっかり豪華なものだと思うかもしれません。
シングルルームはこんな感じです。
ほぼベッドだけで浴槽なし。
ここが道後ややさんの大きな特徴です。
まず、お部屋は本当にベッドのみです。
シンプルでもいい部分でしっかり節約して、その分、必要なところにコストをかける。
それを徹底されていることを感じます。
まあ、突き詰めれば宿の部屋は寝るための場所ですし、ベッドの品質はすごく良いのでぐっすり眠れます。
そしてなにより、ここは我が国最古の温泉が沸く地、道後です。
お風呂を作るくらいなら、歩いてすぐのところの道後温泉へどうぞ、という計らいでしょう。
とはいえ、ちゃんとシャワーはありますので、朝と夜のどちらかは道後温泉に行って、もう1回はシンプルにしたいという方もOKです。
また、エレベーターホールには下駄が、お部屋には浴衣や足袋のほか、温泉へ行く際にタオルなども入れる湯かごもあります。
置いてある湯かごは鞄テイストですが、編まれている湯かごが気に入った方は道後温泉の商店街などで売っていますので、お土産にどうぞ。
道後温泉は、よく写真で見る「本館」と外湯である「椿の湯」があります。
初めての方は圧倒的に本館がオススメですが、どちらに行くか決めたら、湯かごの部屋備え付けのシャンプーなどを入れてフロントへ。
タオルはいらないですよ!
フロントでちょっと安くチケットを売ってくれるので購入しておきましょう。
ちなみに道後温泉はどの階に行くかでサービスが異なり、料金も変わります。
階下(1階)が一番安く、2階、3階と上がっていくとお茶菓子がついてきたりします。
今回の記事では詳細の説明は割愛しますが、お好みで。
話は戻ってフロントでチケットを買ったら、すぐそばにあるタオルバーでタオルを借ります。
このタオルバーは道後ややさんの系列である「伊織」さんが作っている今治タオルです。
いろいろな手触りのタオルがあるので、これだというものを選んで借りていきましょう。
ちなみにこの日の菊池は本館の階下でまったりしていましたが、男の風呂シーンを説明してもつまらないので省略です。
翌朝、一番楽しみにしていた朝食のお時間です。
朝食はバイキング形式で、1階の会場へ行くのですが、いろいろと桁が違います。
まず、温かい食べ物はオーダー制です。
個数を書いてスタッフの人に用紙を渡すと席まで運んできてくれます。
一口サイズなので、女性でも全部食べられると思います。
オーダーしたらバイキングコーナーへ。
まずこちらはサラダ。
自社農園で朝採れの新鮮野菜を使っているのでとっても美味しいです。
ドレッシングも多数ありますが、なくてもいいくらいに!
一品料理やカレー、白米に鯛飯、卵、パンなども用意されているので、どんな方も楽しめるはずです!
注目してもらいたいのはバターですね。
手作りなので、ほってもふわふわしています。
ちなみにコーヒーのカップは砥部焼です。
デザートやフルーツコーナーも充実しています。
そして、愛媛県では割と見かけるこれ。
愛媛に来るまでは菊池も見たことがなかった、フレッシュみかんジュースメーカー(勝手につけた名称)です。
目の前でみかんがみかんジュースになります!
美味いに決まってるんですよ。
自分で操作して作れるので、たぶんお子さんとかすごく喜ぶんじゃないでしょうか。
おじさんでも喜んじゃうくらいだからね。
ごちそうさまでした。
チェックアウト前にみかんを1つ頂き、ぱくぱく食べながら商店街を抜け、道後温泉駅からJR松山駅へ、そして予讃線で川之江駅まで帰ってきたのでした。
あえて、愛媛に泊まってみる。
オススメです。
それではまた。