愛媛大学ミュージアムで愛媛の学問の世界を覗く!科学、生物から歴史、文化まで

ふらっと立ち寄った愛媛大学ミュージアムが、有料の科学館、はたまた現代アートのギャラリーを見たかのような満足感があったのでご紹介します!

入口。今年ちょうど開館10周年になるそうです。

愛媛大学の持つ研究領域にあわせて、それぞれゾーンが分かれています。

古生物のコーナーを鑑賞。

こちらは、ユーボストリコセラスという異常巻アンモナイトなんだそうです。自然界でこんな形ができるなんて、美しい…!

地球科学のコーナーで、こちらのケースに入っていた「ヒメダイヤ」というダイヤモンドは、黒鉛を原料に人工的につくられた世界で最も硬い物質。なんと、愛媛大学の地球深部ダイナミクス研究センターが開発したそうです!

ヒメダイヤの名前は愛媛から取られているのですね。

硬い物質にも加工が可能になり、右下の「ヒメダイヤを先端につけたペン」は、ガラスに文字を書けるとのこと。

拡大画像の写真も美しいです。黄色いジュエリーを商品化したら売れそうです。

宇宙科学のコーナーの説明パネルで宇宙について知り、四国遍路のゾーン(こちらは写真撮影禁止)を通って通路を抜けると、次は生命ゾーンがあり沢山の昆虫の標本がありました!


カマキリ、トンボ、よく知ってる昆虫でもこんなに色んな種類がいるんだなあ。(ゴキブリもいるので気をつけてください。)

こちらはモンキアゲハ、カラスアゲハなど、愛媛県に生息するアゲハチョウ。

一方こちらは絶滅危惧種の愛媛の蝶たちだそうです。左上のシベリアシジミとオオオウラギンヒョウモンは、愛媛県では既に絶滅してしまったと見られているようです。

続いて古代遺跡のゾーンへ。
縄文時代より先に弥生時代が展示されています。なんと愛媛大学とその周辺からは、弥生時代の遺跡が豊富に出土する文京遺跡が発見されているのです!

石器、石鏃と鉄鏃。色々な形に磨かれた石があります。

今回このミュージアムでは、いろいろな石の美しさに気づかされました。入口近くには鉱物のコーナーがありましたし。

平型銅剣の威光に圧倒される。こんな美しいものだと知っていたら、授業で青銅器の分布ももっと覚えられたと思います。

黒々とした美しい鉄製品が並べられた展示ケース。
文化の発展に重要な役割を担った鉄を手がかりに歴史研究を行う、東アジア古代鉄文化研究センターの所蔵品です。

途中の展示室には、VRコーナーもありました!
ミュージアムの過去の展示をVRで見れるそう。

10周年記念の企画展をしていた展示スペースを抜けて、出口へ。
振り向くと、千と千尋の神隠しのトンネルを出てきたようなかわいらしい景色がありました。

「見る」ことの大切さ・楽しさを教えてくれたミュージアムでした。説明も充実していてわかりやすいので、お子さんにも良さそうです。

一般にも無料開放されていますので、時間があれば是非立ち寄ってみてください。土日・祝日には、ツアーガイドもしてくれるそうですよ。

 

愛媛大学ミュージアム
住所:愛媛県松山市文京町3 愛媛大学 城北キャンパス
TEL:089-927-8293
HP:https://www.ehime-u.ac.jp/overview/facilities/museum/
入館料:無料
開館時間:午前10時~午後4時30分(入館は午後4時まで)
休館日:
(1)火曜日
(2)その他
・年末年始(12月28日~1月4日)
・大学入試 センター試験日(※原則)
・前期・後期日程試験日(※原則)
・メンテナンス休館(イベントカレンダー参照)
・臨時休館(※)
(※)
・午前8時~10時に、松山市に「特別警報」または「台風に伴う暴風警報」が発令中の場合には、臨時休館とします。
・開館後、松山市に「特別警報」または「台風に伴う暴風警報」が発令された場合には、その時点で臨時休館とします。

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