時刻表から読み解く愛媛県のJRダイヤ改正のポイント【2021】

こんにちは。
水曜日担当、鉄道旅行ライターのトラベラー菊池です。
我ながら安直なネーミングだなと思いますので、もう名乗らない気がしますが。

さて、3月といえばJRをはじめとする鉄道ダイヤ改正の時期です。
ダイヤ改正とはなんぞや?とか、愛媛県の鉄道事情については去年(2020年)の記事をご覧ください。

そうです。
今回はたまにやってくる「生きていく上で必要ない知識を押しつける記事」のターンです。

1年ぶりのダイヤ改正ですが、今回はコロナ禍の影響を強く受けたものとなっています。
さすがに前回同様2回に分けると長すぎるのでポイントだけサクッとお届けします。

ちなみに今年はあまりの旅行行きたい欲で大判時刻表を買いました。
でっかいことはいいことだ!

去年の時刻表は時刻表旅(時刻表を眺めて旅行をした気になる特殊な種類の旅)をしすぎてボロボロになってしまいました。

おことわり
この記事は、(株)交通新聞社発行の「コンパス時刻表2020年3月号」と「JR時刻表2021年3月号」の内容について、筆者である菊池が独自の解釈で紹介します。実際の旅行の際は、最新の情報をよく確認の上、お出かけください。そこんとこよろしく!

【予讃線】川之江駅~松山駅

普通列車は、始発の今治駅発松山駅行きの今治駅~伊予北条駅間、日中の伊予北条駅~松山駅間の数本が取りやめになり、今治駅から松山駅方面の普通列車の始発が1時間近く繰り下がるほか、2時間半近く普通列車がない時間帯もできました。
加えて、最終の松山駅発今治駅行きが取りやめになり、松山駅から今治駅への最終列車は1時間半近く繰り上げになりました。

特急列車は、モーニングEXP松山、高松が休日運休に、ミッドナイトEXP松山、高松が取りやめになりました。

 

早朝と深夜、日中を中心に伊予西条駅~松山駅で減便です。
元々本数が少ない川之江駅~伊予西条駅の普通列車は維持されていますが、乗り継ぎが必要になったり逆に必要なくなったりしました。
いままで伊予西条駅と松山駅で乗り換えが必要だった3本の列車が合体して、多度津駅発伊予市駅行きなんてのも誕生しています。
早朝時間帯のモーニングEXPは平日のみの運転に、深夜時間帯に走っていたミッドナイトEXPは運転終了となり、特に最終間際のダイヤは大きく変更になっています。

【予讃線】松山駅~宇和島駅

最終の特急宇和海33号が取りやめになりました。
特急宇和海は国内の気動車(ディーゼル)特急列車では、高徳線(高松駅~徳島駅)の特急うずしお号と並んで、1日の運転本数が日本一だったのですが、今回の減便で日本一はうずしお号単独となりました。ちょっと悔しい。

普通列車が減便になり、特に宇和島駅8時台の普通列車がなくなったので6時47分発の次は12時23分発と大きく時間が空きます。
また、愛ある伊予灘線(予讃線の海側/伊予市駅~伊予長浜駅~伊予大洲駅)の普通列車も減便しているので、列車で下灘駅などに行こうとする場合は注意が必要です。

伊予灘ものがたりは変わらず走っているので乗ろう!

【予土線】

愛媛県側(宇和島駅~江川崎駅)は時間変更はあるものの本数自体は維持されています。ただし、高知県側(江川崎駅~窪川駅)で減便になっているので、青春18きっぷなどで乗り通す場合は接続に注意が必要です。

運転時間が変わった影響で、以前は3時間21分しか松丸駅周辺を堪能できませんでしたが、13分増えて3時間34分も堪能できるようになりました。

まとめ

愛媛県内に限らず、全国的に始発の繰り下げ、最終の繰り上げ、減便となっています。JRではありませんが、伊予鉄道の路面電車も本数が減っています。これらはコロナ禍による生活様式の変化によるものが大きいのは間違いありません。鉄道はないよりはあった方がもちろん良い訳ですし、生活する上で必要な人もたくさんいます。

この先も鉄道が維持できるように、可能なところで列車に乗って応援したいですね。

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