
こんにちは。
今回は、佐田岬半島にある「旧正野谷桟橋」(きゅうしょうのだに さんばし)に行ってきました!
県道からの入り口にある看板はこちら。
佐田岬半島に残る豊予要塞の軍事遺跡のひとつで、佐田岬灯台へ向かう県道から草木の生い茂った歩道を約500m下ると、漁業用とは異なった雰囲気の桟橋が目に入る。長さ約50m、幅約5mのコンクリートと一部鉄製の桟橋は、第2砲台建設の資材を陸揚げするために造られ、計24本の円柱に支えられている。半島の先端部だけあって風による波も強く、崩壊を免れるための様々な工夫も凝らされている。
私が、今回この桟橋に辿り着いたきっかけは、この桟橋に関する看板が新しく設置されたこと。
そのおかげで私もこの場所を認知できました。
県道から5分ほど歩いていくと、海辺に出ます。
するとそこにはもう旧正野谷桟橋とその奥に広がる海が見えてきます。
この桟橋は、元々佐田岬砲台第2砲台の建設資材陸揚げ用に作られたものです。
しかし、今日を生きる私たちには、残念ながら当時の姿を想像することは難しいですが、
今日の平和を顧みるとき、旧正野谷桟橋が現存していることの建築的歴史的価値は計り知れない。
周辺の貴重な自然環境とあわせて、大切に守りたい遺産なのです。
現在は、人工的な音がほとんどしない立地にある「旧正野谷桟橋」。
過去、大活躍であっただろう歴史を持つ「旧正野谷桟橋」。
このギャップがまた感慨深い気分に私をさせてくれるのです。
佐田岬半島には、建築的歴史的遺産がいくつも顕在しています。
佐田岬半島という立地条件にありながら、歴史を感じられる。「旧正野谷桟橋」もその一つ。
そういった類いの歴史や建築に興味関心のないという方は、
桟橋から海を眺め、のんびり想いに耽ってみるのもいいのかもしれません。
「旧正野谷桟橋」は、佐田岬灯台に向かう途中にあるので、
灯台へと向かうという方は、足を伸ばしてみてはいかがでしょうか?
住所:愛媛県西宇和郡伊方町正野地先
休業日:無休
料金:無料