四国に住んでるならお遍路へ! 今のうちに予習しておけばスムーズに参拝できるよ!【中編】

こんにちは。
えひめのお茶産地のひとつ、四国中央市富郷町から菊池が今週も水曜日の記事をお届けします。
(ちなみに「富郷茶」以外は、四国中央市の「新宮茶」、久万高原町の「久万茶」鬼北町の「鬼北茶」、西予市の「宇和茶」だそうです。出展:JA全農えひめ

この原稿を書いているのもお茶の収穫真っ盛り。
菊池は収穫をしたり、お茶の工場で製茶をしたりしています。
とっても忙しいですよ!!移住してきて一緒にやりませんか?

さて、先週から四国霊場八十八ヶ所のお遍路について記事を書いています。
前回は、お遍路とはそもそも何か、といったところと、徳島県と高知県の札所について紹介しました。

今回からは愛媛県です!
えひめはガッツリやるよ。

愛媛県の霊場は、四十番の愛南町観自在寺から、六十五番の四国中央市三角寺までの25ヶ所で、今週は松山市にある五十三番円明寺までを紹介したいと思います。
続きは来週ね。

お遍路は四国内とはいえ遠出をするものです。
実際に巡礼するのであれば、情勢をよく鑑みていただけると幸いです。
また、納経所等は臨時で対応時間を変更している場合があります。事前に必ず確認してから訪れてください。

では始めましょう。

第四十番 観自在寺
愛南町御荘平城2253-1
愛媛県最初の札所にして、一番札所の霊山寺から一番離れている札所です。
ちょっと狭い道を進んでいくので注意しましょう。
駐車場から山門まではすぐです。
季節によっては近隣のお店で柑橘(河内晩柑とか)がおいてあったりします。

 

第四十一番 龍光寺
宇和島市三間町戸雁173(観自在寺から約50キロ)
続いては宇和島市の市街地を通り抜け、松山道の三間ICからすぐの札所です。
道の駅みまも近くにあるので、便利はいいと思います。
参道にある鳥居の周りが道路になっていて、そのまま奥に進むと駐車場があります。
鳥居からまっすぐ参道、階段、そして本堂とみることができますよ。
第四十二番 佛木寺
宇和島市三間町則1683(龍光寺から約3キロ)
同じく三間町内にある札所です。
高速道路には乗らずに並行する県道31号線沿いにあるので見つけやすい場所です。
敷地内に駐車場があります。
この先は歯長峠を越える山道になるので、苦手な方はいったん三間ICまで戻るといいです。

 

第四十三番 明石寺
西予市宇和町明石201(佛木寺から約10キロ)
西予市に入って、西予宇和ICから卯之町の市街地の方へは行かずに高速道路と並行して少々北上したところにあります。
本堂の天井絵が見事ですので、ぜひ巡礼に訪れた際は注目してみてください。
敷地の隣には、かつて(明治時代の神仏分離まで)は一体であった熊野神社もあります。

 

第四十四番 大寶寺
久万高原町菅生1173(明石寺から約70キロ)
一気に遠くなり久万高原町へ入ります。
ここでちょうどお遍路も折り返しになるのですが、駐車場から結構な段数の階段を上ります。
菊池が訪れたのは6月でしたが、紅葉の時期はとても綺麗だそうです。

 

第四十五番 岩屋寺
久万高原町七鳥1468(大寶寺から約8キロ)
THE難所!
写真の場所から駐車場までは比較的すぐなのですが、そこから片道30分くらい歩きます。
もちろん坂道あり階段ありでが、本堂はよくこんな所に!というすごい場所にあります。
歴史に触れられる場所ではないでしょうか。

 

第四十六番 浄瑠璃寺
松山市浄瑠璃町282(岩屋寺から約30キロ)
ここから松山市です。
松山市とはいえ市街地ではなく、砥部町の東で重信川の南に位置しています。
住所にもなるくらいですので到着は容易です。
階段はありますが、この前の2寺に比べればとても優しい場所です。

 

第四十七番 八坂寺
松山市浄瑠璃町八坂773(浄瑠璃寺から約1キロ)
浄瑠璃寺からすぐにあります。
比較的市街地にあるのですが、一方通行が複雑なので交通標識はよく確認しましょう。
あと、菊池が訪れた際は猫が昼寝してました。にゃあ。

 

第四十八番 西林寺
松山市高井町1007(八坂寺から約5キロ)
八坂寺からまっすぐ北上して高速道路とくぐり少々進めばあります。
場所はわかりやすいと思います。
境内が周りよりも低くなっているのが特徴で、邪な心を持っていると蟻地獄のように外に出られなくなるといわれています。

 

第四十九番 浄土寺
松山市鷹子町1198(西林寺から約3キロ)
県道40号線から少し入った場所にあります。
場所自体はわかりやすいのですが、県道40号線はよく渋滞しているので所要時間の読み間違いには注意しましょう。
本堂は500年以上前に建造されたといわれているので、当時の建築技術を見ることができるのではないでしょうか。

 

第五十番 繁多寺
松山市畑寺町32(浄土寺から約2キロ)
松山市を見下ろすことができる小高い丘の上にあります。
国民的旅番組で3回目のお遍路をしていた時に北海道から来た仲間と合流したのがここです。
菊池は10月に訪れていますが、桜と紅葉の名所だそうです。
境内は比較的コンパクトですが、前述の景観もあって非常に広く感じます。

 

第五十一番 石手寺
松山市石手2-9-21(繁多寺から約3キロ)
敷地内にはいくつもの重要文化財がありますが、山門は国宝です。
過去にはミシュランガイドで星を獲得したこともあります。
繁多寺とは打って変わって境内はとっても広いです。
奥の院まで行こうものならそれなりの時間が必要です。

 

第五十二番 大山寺
松山市太山寺町1730(石手寺から約10キロ)
市街地から北上し、観光港へ向かうトンネルの近くにあります。
本堂は1305年に建設されたとされている国宝で、木造建築では県内最大のサイズだそうです。
ちなみに山門から本堂までは約1キロ離れていますが、駐車場は本堂のすぐ近くにあります。

 

第五十三番 圓明寺
松山市和気町1-182(大山寺から約3キロ)
こちらはJR予讃線の伊予和気駅からほど近い住宅街にあります。
山門の横を通って駐車場に行くので、山門を通る場合はいったん敷地の外に出る必要があります。
松山市の旧北条市に札所はないため、次は今治市と距離が離れます。

というわけで駆け足でしたが松山市までの札所を巡ってみました。
ちなみに菊池は四十番から四十三番までが2019年5月29日、四十四番と四十五番が2019年6月22日、四十六番から四十八番が2019年9月13日、四十九番から五十一番が2019年10月1日、五十二番から五十九番が2019年10月2日に(記録に寄れば)巡礼していたようです。

ペースは人それぞれ。
マイペースこと自分にとってよいペースではないでしょうか。

旅行が憚られるなくなったときには、何かの願掛けにお遍路を回ってみるのもよいと思います。

 

○最難関の第四十五番 岩屋寺
住所:久万高原町七鳥1468

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