こんにちは。
四国に移住して4年目、水曜日担当の菊池です。
菊池が四国に引っ越してきて、実はやりたいことがありました。
それがお遍路です。
かつて弘法大師が歩んだとされる八十八ヶ所の仏閣を巡る旅ですね。
八十八ヶ所の仏閣は「札所」と呼ばれ、1番札所から88番札所まであります。
菊池は移住1年に1番札所からはじめ、3年目がくる今年の3月末に88番札所まで巡礼をしました。
移住してきた地元の方に聞いてみると意外と四国に住んでいてもお遍路はやったことがないという方が多くいまして、えらく褒められたことを覚えています。
さて、現在の情勢から取材になかなか行けない訳なのですが記事ストックももうない。
どうしようということで、記事にはしてなかったお遍路について2回に分けて書いてみようと思います。
お遍路は四国内とはいえ遠出をするものです。
実際に巡礼するのであれば、情勢をよく鑑みていただけると幸いです。
お遍路の基礎知識と予算
お遍路、実は1番から順番に行く必要はありません。
1番から順番に巡礼することを「順打ち」、逆に88番から1番へ向かって巡礼することを「逆打ち」、順番を気にせず巡礼することを「乱打ち」などということもあります。
また、途中で中断・断念しても「再開するまでいったん休憩」と考えられており、別にかまわないそうです。
どういう形式で回るかではなく、どういう心で回るかが重要ということですね。
持ち物も特に必ずこれを持っていかなくてはいけない!と決まっているものもありません。
菊池は納経帳(御朱印をもらう本)と納め札(本堂と太師堂に納めたり、お世話になった方にお礼として渡したりするもの)だけ持って巡りました。
ただ、白衣や輪袈裟、菅笠、金剛杖などお遍路姿で巡ると本格的ですね。
特に金剛杖は、マジで厳しい階段とか急坂とか登らないとたどり着けない札所とかあるので、この4点から絞りたいのであればオススメです。
あとは、ローソクやお線香なども解説本などでは書いてあったりしますが、基本的に現地にあります。
金額も100円程度なので荷物を減らしたい方や、全部回るか様子見といった方は不要だと思います。
ただ、火種としてライターはあった方がいいかもしれません。
大半の札所では火種がありますが、天候などで使えない場合があるからです。
(マッチは使いおわった後のマッチ棒が出るのと、ばらまいてしまったときに大変なので個人的にはあまりオススメできません)
比較的大きな札所や1番、88番のような区切りの札所ではだいたいどこでも一通り購入ができます。
購入するつもりであれば、最初に立ち寄るところで購入できるか確認しておくといいでしょう。
菊池は1番札所の徳島県霊山寺で購入しました。
(霊山寺の売店はお遍路用品がすべてそろう)
巡礼にお金の話は下世話ですが、さりとて無縁ではありませんので、基礎知識編の最後に書いておきます。
基本的に、お参りするだけならお金はかかりません。
しかし、それ以外には割とかかります。
例えば、納経帳に御朱印を頂くのに300円、駐車料金に2~300円くらいなど、各札所で500~1,000円弱の出費があると考えてください。
八十八ヶ所すべてで1,000円かかったとすると88,000円です。
また、60番札所の横峰寺へ行くには平野林道という有料道路でしかアクセスができませんが、普通車の通行料は往復で1,850円です。
他にもロープウェイやケーブルカーを使うところもあり、往復で2000円弱かかる地点もありますのであらかじめ確認しておきましょう。
いざ巡礼の旅へ!
1番札所の霊山寺は徳島県にありますが、KITONARUは愛媛県の情報メディアなので徳島県と高知県はダイジェストでお届けします。
徳島県!
12番札所の「焼山寺」はとっても山奥。
20番札所の「太龍寺」はロープウェイで行きます。(あと、きのこ茶が絶品)
高知県!
24番札所の「最御崎寺」と38番札所の「金剛福寺」はそれぞれ室戸岬と足摺岬にあって、絶景。
高知県は札所の数は少ないが、距離が離れているところが多い。(特に36番から39番)
さあ、いよいよ愛媛県は40番札所の観自在寺からスタートです。(伊予だけに)
ちなみにお遍路はだいたい四国を時計回りで回るため、愛媛県は愛南町から北上し高縄半島をぐるっとして西条市経由で四国中央市へといった順番です。
が、長くなってきたので愛媛県の札所紹介は来週です!
お楽しみに!!
○愛媛県最初の札所 40番観自在寺
住所:愛南町御荘平城2253-1
電話番号:0895-72-0416
納経所受付時間:7:00~17:00
(※時短中の場合があります。必ず事前にご確認ください)