こんにちは。
今回は、伊方町唯一の博物館「町見郷土館」の20周年を記念して行われたイベント「はたちの町見郷土館」の普段は入れない禁断の?「バックヤードツアー」に参加してきましたので、皆さんにご紹介します。
「町見郷土館」って何?どこにあるの?という方は、こちらの記事をまずチェックしてみてください。
20周年記念イベント「はたちの町見郷土館」とは、佐田岬半島の民族資料を中心に「地域の資料を守ってきた20年」と位置付け、展示室だけでなく、津上皮公開の収蔵庫を公開し、地域の博物館の役割とこれからを考える機会にしたい、という想いで開催されたイベントです。
【イベント内容】
① 6月7日
記念行事(地元小学生たちによるくす玉割り)
② 6月8-9日
学芸員のガイドによる「バックヤードツアー」
今回私が参加したのは、②の「バックヤードツアー」です。
学芸員の高島さんにガイド案内されて、まずは、町見郷土館の開館時の懐かしの映像を観て、20年という歴史を感じます。
映像自体が少し古いので、それだけで歴史を感じますが、当時の町長をはじめ、大勢の人々が駆けつけて、開館を祝っていましたね。
(スーツを着てるため、少し仰々しい感じ。それだけ期待されているということか)
その次に、2階へと上がり、思い出の教室を通り抜け、
さらに奥の部屋へと進むと、
普段は展示されていない、かつて活躍していたであろう大量の機材や資料が登場します。
・町を灯していた提灯
・映画を上映するためのフィルム、上映機、炭
・卒業アルバム
・廃校になった学校の資料
などなど。
昔の映画館ってどんな感じだったのかなーと想像してしまいます。
ただ大量すぎて、学芸員として手が追い付かないとのこと。
さらに次の部屋に案内されると、
これまた大量の農具や文書、生活用品などがびっしりと保管されています。
・三崎地区で発掘された5世紀の須恵器
・テレビや扇風機、蓄音機、学生鞄などの生活用品
・お祭りの資材
・乱獲防止のため使用禁止となった漁業グッズ(名前は何というか分からない)
・ナウマン像の骨
などなど。
郷土館・博物館のバックヤードには、これほどまでに資料が集められているのは、正直に驚くレベル。知らない世界ですね!
一点一点、確認して説明してもらったら、一日では足りない…
ただ、それぞれに歴史があるはずなので、説明に興味はあるのですが、今回は断念しました。
●今回のバックヤードツアーに参加して感じたこと
・町見郷土館には、大量の宝が眠っているということ
・説明を聞きながら見ると、想像力が掻き立てらるということ
・知識がなくても、なんとなく感化されるということ
こういった施設は、興味のある人は好きかもしれないですが、
興味がない人にすれば、行きたくない、もしくは、どっちでもいい場所になりますね。
だた、ガイドを聞きながら、展示物や資料を見てみることで、なかなか知り得ない情報と出会うことができるのでオススメです。
そう思うと学芸員さんのガイドの力量が重要になるため、学芸員さんの仕事の大切さを感じたバックヤードツアーでした。
普段、「町見郷土館」に行って学芸員の方の都合がよければ、常設展示室を一つ一つ丁寧に説明をしてもらえます。
実際の展示を見ながら、説明を聞いているだけでも町見郷土館を訪れる価値はあるでしょう。
しかも、入館料は大人100円、小中学生50円と格安で良心的。
さらに、あと約800人が入館者すれば、通算2万人になるとのこと。
その際には、また新たに記念イベントを計画中とのことなので、その際に「町見郷土館」へ訪れるのも良いかもしれないですね。
運が良ければ、フラッと立ち寄ると、
あなたが記念すべき2万人目の入館者となるかもしれないですよ。
(そのときは、何か豪華商品がもらえるかも!?)
【町見郷土館 基本情報】
住所 愛媛県西宇和郡伊方町二見甲813−1
開館時間 9時30分 ~ 16時30分
休館日 月曜日(祝日の場合はその翌日)
年末年始(12月29日~1月3日)
★ 休館日は変更する場合があります。ご了承ください。
交通 JR八幡浜駅より車で40分
伊予鉄バス三机行き二見本浦下車