こんにちは。
先日、松山と広島・呉を結ぶフェリー「シーパセオ」に乗ってきました。
予想以上に「シーパセオ」が良いフェリーだったのでご紹介します。
瀬戸内海汽船が運行しているシーパセオは、2019年8月に乗船スタートしてから、まだ一年も経っていない若いフェリーです。
シーパセオのコンセプトはこちら↓↓↓
穏やかなさざ波と心地良い風。
潮のうつろいを映し出す柔らかな陽光。
瀬戸内海の自然を感じながら、ゆったりと流れるくつろぎの時間を思い思いに過ごせるリラックス空間。
ここは、気持ち落ち着く海上の一等地。「瀬戸内海の移動を楽しむ、みんなの公園」をイメージした新しいフェリーの誕生です。
フェリーは移動手段であるというステレオタイプから脱して、
フェリー上だけれども公園を過ごしているような感覚にさせてくれるという。
移動時間をも魅力の一つとして、乗客を楽しませてくれます「シーパセオ」は、2019年度グッドデザイン賞ベスト100を受賞とすでに評価が高いようです。
では、一体「シーパセオ」内は、どのようになっているのでしょうか?
「快・会・開」をコンセプトに大きく3つのゾーンに別れている。
『海上の公園』をコンセプトとする新造フェリーでは、 多種多様なお客さま一人ひとりが、思い思いに過ごす ことができる憩いの場づくりを目指しました。 「3つのKAI」をテーマにしたゾーニング内に、 個別のKAIを体感するユニークな場を設けています。
①静かにゆったりと過ごす「快適」のゾーン
・パノラマソファ
進行方向目前に広がる景色を楽しむ、階段状にレイアウトされた前方眺望席。
・リラックスシート
リクライニング可能な、ゆったりとした座り心地。パソコンが置けるミニテーブルを完備。
・ごろねエリア
フェリーならではの醍醐味。波に揺られる感覚を肌で感じるごろ寝スペース。
・おざせきエリア
靴を脱いで座敷に上がる感覚でくつろげるリラックス御座席(おざせき)。カーペットの上でくつろぐことができる個々にセパレートされたプライベート空間です。
②仲間との会話を楽しんだり飲食ができるゾーン
http://setonaikaikisen.co.jp/newferry/concept/ より
・リフレッシュ・ラウンジ
船上の軽食を楽しむテーブルスペース。ほっと一息、旅の合間のブレークタイム。
・パノラマカウンター
海を見つめながら、一人の時間を過ごせるカウンター席。充電、PC利用も可能です。
・こあがりエリア
靴を脱いでくつろげるカーペット敷きの「小上がり席」。グループや家族で、テーブルを囲み食事をしたり楽しく会話できる団欒スペースです。
③光と風と航跡、開放的な海を楽しむ船尾ゾーン
・ひき波のHANARE(はなれ)
靴を脱いで上がる展望リビング。後方に描く引き波の景色を家族やグループで楽しむことができる、後方のハナレです。
・そよ風のパティオ
前方客室と後方客室とをつなぐ、半屋外空間。心地良い瀬戸内海のそよ風と太陽を感じる船上のパティオ(中庭)。
まだ新しいフェリーなので、施設全体が綺麗(綺麗に保たれている)ので有り難い。
個人的には、船の上を散歩できるようにデザインされている所が気に入っているので、③光と風と航跡、開放的な海を楽しむ船尾ゾーンが一番のおすすめです。
船の上で散歩という陸に居てはできない特別感に酔いしれます。
もっと「シーパセオ」を知りたいという方は、ぜひホームページをチェックしてみてください(もっと綺麗な写真や動画が載っています)!
これまでのフェリーのイメージを遥かに越え、フェリーのイメージをアップデートすること間違いなし。
移動手段であったフェリーが、ただの移動で終わるのではなく、家族や友人と共に公園で過ごすようなリラックスした快適空間という価値を兼ね備えた新しい移動手段でした。
ちなみに「シーパセオ」とは、「海の散歩道」という意味とのこと。
春の陽気に誘われて散歩に出掛けようと思うことも増える時期なので、たまには海の上を散歩しに出掛けてみてはいかがでしょうか?
●料金(中学生以上大人料金)
・松山港ー広島港 3670円(1840円)
・松山港ー呉港 2720円(1360円)
●時刻表
「シーパセオ」に乗船するためには、瀬戸内海汽船のHPに掲載されている
フェリー運行予定表をご確認ください(写真は2020年4月分の運行予定表)。
●その他設備
エレベータ/車椅子スペース/インフォメーション/運航情報モニタ/フリーWi-Fi/モバイル用電源 等
●問い合わせ
瀬戸内海汽船株式会社
住所:広島市南区宇品海岸1丁目13-13
TEL: 082-253-1212 FAX:082-505-0134