2月19日(日)、保内町磯崎(いさき)にて「磯崎八十八カ所参り」が開催されました。
集落のなかにある、四国遍路八十八カ所のお寺の名前が記されたお地蔵様を参るイベントです。
磯崎自治公民館が主催し、毎年この季節に磯崎や近隣の人達でお参りしています。
創設は、慶応元(1865)年と伝えられており、約150年の歴史があります。
磯崎は古く、港町として賑わっていました。
ですが、文化11(1814)年の大火事で、大半の家屋を失ったそうです。
災害以降、供養や家内安全などを願う目的で、磯崎でも四国遍路が盛んになりました。
このような流れからやがて、皆の心を満たすためにも身近に信仰の対象がつくられ、現在に至っています。
お地蔵様は対で1組になっており、各お寺のご本尊と弘法大師を意味しています。
今年は、20代から80代まで30名が参加しました。
通玄寺の境内にある1番から、しばらくは舗装された道を歩きます。
しかしながら、
ここは遍路ということで、山道も歩きますよ。
38番の場所には大師堂があり、近所の方からみかんや飴のお接待も!
さぁいよいよ、本格的に山登りです。
遍路道「まったて」にも匹敵するような山道を登ったり下ったり、滑ったり。。。
山頂の磯崎城跡からは、雄大な瀬戸内海も見られます!
39番から86番までで山を抜け、最後は家屋の脇にあるお地蔵様をお参りしました。
なんだかこの場所、香川にある屋島寺と八栗寺のあいだの横断注意のドライブウェイを想い出しませんか!?
公民館へ戻ってきた参加者から、お接待のうどんとお菓子をいただきました。
全行程、約2時間30分。
来年もこの時季に開催予定です!
ぜひ、参加してみてはいかがでしょうか。