南予の“ものづくり”に関わるひとに会いに行きます!南予地域活性化支援チーム(生産者・工芸家班)です。
今回は、国指定の伝統工芸品でもある大洲和紙(五十崎和紙)や大洲和紙を使用した製品の開発・製造・販売を行う「株式会社 五十崎社中」さんについての後編。
伝統工芸品の大洲和紙とフランスの伝統的な金箔技法である“ギルディング”を組み合わせたギルディング和紙や和紙ジュエリーを作られている五十崎社中さんにて、ギルディング和紙ポストカードづくりワークショップに参加させて頂きましたので、その様子をお伝えします。
大洲和紙や五十崎社中さんについては、ぜひ前編をご覧ください。
五十崎社中では、和紙にまつわるさまざまな体験ができる!
大洲和紙の魅力を様々なかたちで伝えている五十崎社中さんですが、商品や作品の製造だけではなく、「手漉和紙体験」等、様々な体験も運営されています。そのひとつが、これから紹介する「ギルディング和紙ポストカード作り」のワークショップです。
ギルディング和紙ポストカードづくり
このワークショップは、手漉き和紙はがきをギルディング(フランスの金箔技法)で装飾するもの。写真のような華やかなギルディング和紙ポストカードを作ることができます。
今回は、このワークショップにメンバーで挑戦してみました。
まずは数種類のデザインの中から、各自で好みの絵柄を選びます。上の写真のように、はがきにはあらかじめデザインが糊付けされています(なので、私のような絵心に不安のある方でも気軽に体験できます!)。写真の左側はアマビエ、右側は竹の模様です。
② 箔の貼り付け
次に、選んだはがきの上に、好みの箔をのせていきます。
箔は金・銀・銅の3種類が用意されています。
くしゅっとした状態の箔ですが、広げてみると紫色や青色など様々な色が隠れています。光があたると色の見え方も変わりとってもきれい!この箔の中から、自分好みの箔を選び、はがきにのせていきます(とっても迷います…!)。
③ ブラッシング
箔をのせ終えたら、ローラーでのりに箔を付着させ、その後、上の写真のようにブラッシングし糊付けされた箔を浮き立たせていきます。
完成したのがこちら!様々な箔色が重なり合っておもしろい!
実は、この竹のデザインにはメンバー4人がチャレンジしたのですが…
写真のように、最初は同じデザインでも箔の重ね方で少しずつ個性があり違った印象にもなり、それがまた面白い!竹の他にも、菊模様、くまの親子やぞうなど動物の可愛らしいデザインもあります。出来上がったポストカードは、メッセージを書いて誰かに送っても、また、フォトフレームに入れて部屋に飾っても映えます。様々な楽しみ方が出来るのも、このギルディング和紙ポストカードの魅力のひとつです。
1時間もかからず、楽しみながらギルディングや大洲和紙にふれることのできるワークショップ。みなさんもぜひ、内子町へ足を運んでトライしてみてください。
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- おまけ
②箔の貼り付け~③ブラッシング・完成までのshort videoです。