公営の塾が三崎にあった!「学力向上×グローバル人材育成」を目指した三崎高校公営塾を紹介します!

久々の投稿となります、kitonaru ライターの大澤です。

今回は、私の今住んでいる愛媛県伊方町にある高校。愛媛県立三崎高等学校に新たな取り組みとして開設された"公営塾''をご紹介したいと思います。

 

「そもそも公営塾とは何か?」

高校魅力化プロジェクトの三本柱の一つで、塾や予備校がなく進学に不利と言われがちな地方に、都会で教育の第一線で活躍していた若者を招き入れ講師として採用し、ICTをフルに活用した授業を展開する公営の塾。学力向上のために、生徒一人一人の成績や弱点に応じたカリキュラムが組まれ、さらに、そこに住む地元の住民とともに地域の課題を発見し、解決しながらキャリア教育を実施し、都会ではできない地域ならではの教育的付加価値を提供し、学力だけでなく、社会人としてのスキル、目的意識や志の醸成を行なっている。

 

「高校魅力化プロジェクトとは何か?」

上記の公営塾の説明の中で聞き慣れないワードが出てきましたね。

「高校魅力化プロジェクト」とは何でしょう!?

地方での高校などの教育機関の統廃合、それに伴う子育て世代の人口流入。

学校廃校が少子高齢化に拍車をかけ、地方をさらに衰退させるという現状への危機感から生まれたプロジェクトです。このプロジェクトについて、詳しく知りたい方は、記事の最後にリンクを貼っておきますので、ぜひご覧ください。

ここまでで、なんとなく公営塾のイメージが掴めたでしょうか?

ここからは、愛媛県立三崎高等学校の教室の1つで実際に運営されている公営塾「未咲輝塾」の取り組みと実際に公営塾の方にお会いしてお聞きしたことを紹介していきたいと思います。

ちなみに現在、公営塾を利用している生徒は、40名だそうです。

image2

image1

「なぜ、未咲輝塾という名前になったの?」

三崎高校が創立60周年を迎えた頃、本校は生徒数の減少による厳しい状況が続いていました。しかし、なおもひたむきに頑張る生徒に当時の校長先生が「輝く未来を咲かせよう」と語られたそうです。この言葉と「三崎」を掛け合わせ「未咲輝」という名称が誕生しました。「未咲輝」は生徒が体育の授業や学校行事で着用する帽子にも書かれており、とても親しみ深いものとなっています。

公営塾におきましても、この名称と込められた意味を拝借し、学力向上・自己実現の達成を通した「一人一人が輝く未来を咲かせる」ためのサポートを行っていきたいと考えています。

 

「講師からみた三崎高校生への印象は?」

たいへん真面目で礼儀正しく、行事にも一生懸命取り組んでいる姿勢に非常に共感できます。勉強にも黙々と取り組んでおり、よく頑張っているなと思います。

 

「未咲輝塾の取り組み」について

【自立学習。学習環境、学習習慣の構築をお手伝い】

主に、自立学習の形式を採り、学校の先生や講師に質問を投げかけたり、友達と教えあったりしています。塾や自習スペースの少ない三崎地区において、学習環境の提供と学習習慣の構築をサポートしています。

キャプチャ33

【少人数授業、個別指導】

少人数での集団授業、個別指導を行っています。特に英語に力を入れており、海外での勤務経験のある講師から、生の英語を学ぶことができます。また、ボランティアスタッフによる数学特講、多言語講座など、幅広い需要に応えることができます。

キャプチャ34

【最西端から最先端へ。ICTを用いたワークショップ】

ICTを存分に活用して、異なる文化、言語を持つ人々との交流する授業を行っています。新しい刺激を感じてもらい、新たな自分の発見を促します。

キャプチャ35

「未咲輝塾の常勤スタッフのご紹介」

塾長

横井 博文

Mr.Furlan_and_Mr.Yokoi

一言メッセージ

今しなければならない勉強は将来に直接関係のないものかもしれませんが、

目標をもって何かを成し遂げるという気持ちと姿勢は、

きっとそれぞれの将来と人生を豊かにすると思います。

未咲輝塾を通じて、少しでもその橋渡しのお手伝いが出来ればと考えています。

 

講師

長瀬 智寛

FB_IMG_1520070911865

一言メッセージ

何かに熱中したことがあれば、「過去」にワクワクする。

何かに熱中していれば、「いまここ」にワクワクする

何かに熱中できることがあれば、「未来」にワクワクする。

熱中できることを常にアップデートし続けることで、幸せな瞬間が訪れると思います^^

 

講師

廣橋 昂希

20180802_161431

一言メッセージ

未咲輝塾は走り出したばかりです。ご声援のほどよろしくお願いいたします!

 

現在、常勤の講師は3名、その他にボランティアで臨時講師を志願して、やられている方も数名いらっしゃるそうです。

公営塾スタッフの詳しいプロフィールは、下記をご覧ください。

https://misakikoeijuku.wixsite.com/misakijuku/blank-2

 

最後に、愛媛県立三崎高等学校は、来年の入学者数が41名に満たない場合には、分校化という厳しい岐路に立っています。地元に高校があるというのは、地元愛のモチベーションにもつながり、地域に活気が生まれ、とても大きな価値があると思います。

もう時間は残り僅かですが、新たな取り組みである公営塾が起爆剤となり、三崎高校が存続となるよう切に願います。

 

[三崎高校及び公営塾情報]

愛媛県立三崎高等学校

未咲輝塾

ホームページ

フェイスブック

TEL 0894-54-0550 (三崎高校につながります)

Mail misakikoeijuku@gmail.com

公営塾に関するお問い合わせは、上記の電話又はメールで問い合わせください。

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事