事前に切符が買える! JR四国のスマホアプリ「スマえき」の使い方やお得度をチェック!

こんにちは。
やはり、私はこう名乗るべきでしょう。
水曜日担当、トラベルライターの菊池です。

四国での旅行となると自家用車やレンタカーなどがメインになってしまいます。
これはもう仕方がないことなのですが、鉄道の旅もそれはそれで魅力。
ひとり旅でも昼からビールとか飲めるし。

全区間赤字とかの寂しいニュースばかりが目立ってしまうJR四国ですが、便利なスマホアプリが出ているのはご存じでしょうか。

こちら

JR四国のウェブサイトから引用

「しこくスマートえきちゃん」、通称「スマえき」です。

鉄道のアプリというと、モバイルSuicaやモバイルPASMOなどの非接触型ICカード乗車券のアプリを思い浮かべる方もいると思います。
東京なんかではスマホを改札にタッチすればそのままゴーです。

しかしそれは自動改札だからこそ。

JR四国管内で自動改札があるのは高松駅と高知駅だけです。
そして、ICカード乗車券が使えるのは、高松駅から多度津駅までの各駅と、予讃線の詫間駅、観音寺駅、土讃線の琴平駅、高徳線の栗林公園北口駅、栗林駅、屋島駅のみ。
つまりはほとんど香川県の高松周辺だけでしか使えないというわけです。

一方で、モバイルSuicaを導入するには自動改札機の導入も必要になります。
巨額の投資になる上、残念ながらそこまでの利用者はいないのが現状。

そこでJR四国は「アプリできっぷを購入」して「駅員さんや乗務員さんに画面を見せる」方式のアプリを導入しました。
シンプルですが、設備投資もせずにすみますし合理的。
クレジットカードが必要ですが、これなら駅にいなくてもきっぷを購入することができます。

このアプリの導入にあわせて、駅の窓口で帰るお得なきっぷもリニューアル。
「スマえき」アプリで購入するととってもお得な値段設定になりました。

例えば…。

伊予三島駅から高松駅までのSきっぷの場合

駅で買うと…往復券が5160円
スマえきで買うと…片道券が2400円(往復で4800円)

JR四国のウェブサイトから引用

360円もお得です。
差額で讃岐うどんが1杯食べられます

しかも片道券なので、例えば行きは鉄道に乗っていくが帰りは車で送ってもらう場合でも利用ができます。

役に立つことはあまりない豆知識

「(讃)高松」とは、予讃線の高松駅(=香川県の高松駅)という意味です。
他に高松駅はJRだと石川県の七尾線にまったく同じ名前の「高松駅」があります。
さらに、東京都立川市には多摩都市モノレールにもやはりまったく同じ「高松駅」があります。
加えて、山形県には羽前高松駅、岡山県には備中高松駅、宮崎県には福島高松駅もあります。

高松人気だね!

さて、話はそれましたがアプリを起動してみましょう。
今のところ機能は運行状況ときっぷの購入&表示のみです。

まあそれ以外なにがいるのかっていわれるとわかんないですけど。

きっぷタブからきっぷを選んで購入ボタンを押すだけ。
※事前にクレジットカードの登録が必要です。

区間ごとに設定されているところから、購入する区間を選んで…。

まあ簡単。
これなら駅へ向かう途中とかでも購入できますね。
駅の窓口って発車直前は混みますからね。
焦らず購入できるのもいいところです。

2月1日からはスマえきアプリ限定の「平日限定四国フリーきっぷ」が発売されます。
これは、名前の通り平日限定ですが、JR四国の全線に特急列車の自由席も含めて乗れるお得なきっぷです。
有効期間が3日間の「四国フリーきっぷ」や土日限定の「週末乗り放題きっぷ」はありましたが、平日1日限定のフリーきっぷはありません。
金額は7900円なので、伊予三島駅からだと松山駅の先、大洲や内子へ行ったり、伊予灘ものがたりに乗ったりするとお得です。
※伊予灘ものがたりなどの観光列車や特急列車のグリーン車に乗車するには、別途特急券とグリーン券が必要です。
※伊予灘ものがたりの3号車(グリーン個室)と寝台特急サンライズ瀬戸には乗車できません。

これはどこかで特急列車にひたすら乗り続ける企画をやってみてもいいのかもしれません。
蘇る過去の記憶…。

 

まあ、皆さんどうぞ楽しい旅を。

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