四国の鉄道“乗り放題きっぷ”を使いまくり愛媛県の特急停車駅を全部制覇する!!【後編】

こんにちは。
皆さまに上質な旅行記を得意とするトラベルライターの菊池が、今週も水曜日の記事をお届けします。

上質って何だろうね?

さて、今週の記事は3回連続企画の第3回目ということで、先週と先々週の記事をもし読んでない方がいればまずそちらをご覧ください。

あとすみませんが、今回はすごく長いです。
全4回にすれば良かったかもしれぬ!

 

前回までのあらすじ

誕生月にしか購入できない超お得な四国鉄道乗り放題きっぷである「バースデイきっぷ」を手に入れた(※)菊池。
※普通に窓口で買っただけです。

どうせなら面白企画にしたいよねって訳で、愛媛県の特急が停まる全14駅を巡ることに。
しかして、東から順番とかでは不公平では?

ならばくじで決めましょう!!

まず引いたのは伊予大洲。
しかし現地での滞在時間は15分。

なぜなら向かうは次の目的地である内子。
ホームに列車は止まっている。
ならば乗らねばならぬ定め。

次なる内子もわずかな滞在。
駅前を堪能して宇和島市は伊予吉田へ。

ようやく時間がところで駅前散策を堪能することに。
犬尾とか犬日とか、歴史の一端を紐解いて、お昼時に宇和島へ。

宇和島式鯛めしを堪能した菊池が引いた次の目的地はなんとなんとの川之江。
予讃線終着駅の宇和島から、一路向かうは愛媛最東端の駅。

これは呪いかそれとも罰か。

ではその続きをどうぞご覧あれ。

6本目
宇和海16号
宇和島(12時55分発)→松山(14時14分着)
移動距離:96.9km/累計移動距離:321.8km
通常料金:次の特急いしづち号と合算

この旅、2回目の松山駅!

7本目
しおかぜ22号
松山(14時23分発)→川之江(15時58分着)
移動距離:122.2km/累計移動距離:444.0km
通常料金:8,960円(乗車券:3,830円+特急券(宇和海号指定席といしづち号グリーン席):5,130円)/累計通常料金:20,640円

川之江駅に着きました。
お気づきですね。
この時点できっぷの値段の元は取りました。

この先はもう、お財布的にはずっとウイニングランというわけです。

しかし、一気に200キロ以上を3時間以上かけて移動。
愛媛って意外と広いですね……。

そうはいっても勝手に移動してくれるのが鉄道の便利なところ。
早速、川之江駅で次に行く駅を決めましょう。

宇和島で北に必ず行くように、この川之江駅でも必ず西へ行けます!
せめて少しはポジティブにね。

ということで、次に目指すは壬生川駅です。

その前に列車が車での40分ほど川之江駅周辺を散策します。

川之江駅前の商店街を抜けると、少し遠くですが川之江城が見えます。
川之江城は見た目は復元していますが、実は中は資料館になっていて、現代風にアレンジされています。

これはこれで面白いので、もし時間があればご覧ください。
天守閣からの景色も結構オススメですよ。

川之江を堪能したら壬生川へレッツゴー。

8本目
しおかぜ17号
川之江(16時50分発)→壬生川(17時31分着)
移動距離:54.6km/累計移動距離:498.6km
通常料金:3,550円(乗車券:1,090円+グリーン車特急券:2,460円)/累計通常料金:24,190円

到着!

実はこの季節の17時半って明るいのですが、すぐに暗くなる時間でして、この次くらいで1日目は終わるかなーと思っていたところでした。

壬生川駅前は実のところ閑散としていますが、ちょっと歩くと農作物の直売所なんかもあります。
駅前は、確かに観光地要素は少ないですが、壬生川は旧東予市の中心地ですので、どちらかといえば地域に住む人向けに停車する駅ではないでしょうか。

ま、そうはいっても次の目的地を決めましょう。

ここで大本命、松山駅をゲット!!
やっぱり運がいいのでしょう。日頃の行いのおかげかな。

撮影時はそうでもなかったですが、あっという間に暗くなってしまったので松山へ向かいましょう!!

9本目
しおかぜ19号
壬生川(18時34分発)→松山(19時23分着)
移動距離:67.6km/累計移動距離:566.2km
通常料金:3,740円(乗車券:1,280円+グリーン車特急券:2,460円)/累計通常料金:27,930円

はい!

そんなわけで本日3回目の松山駅です!

道中向かう列車の中で予約したホテルへチェックイン。

本日の移動距離は566.2km。
これは東海道・山陽新幹線でいうと、東京駅から西明石駅くらいまでの距離です。

そりゃあまあ、疲れますわね。

しかしこの企画は無情にも翌日の行き先を決めなければなりませぬ。

ようやくこのシリーズの冒頭の記事の疲れ果てた菊池につながるわけです。

ってことで明日は今治駅へ向かうことになりまして1日目終了!!

2日目!

10本目
しおかぜ10号
松山(8時10分発)→今治(8時46分着)
移動距離:49.5km/累計移動距離:615.7km
通常料金:3,030円(乗車券:970円+グリーン車特急券:2,060円)/累計通常料金:30,960円

おはようございます。
今治駅です。

では次の行き先をまずは決めましょう。

卯之町!!
一番遠いぞ!!

しかし、ルールはルール。
行きましょう!

今治城などへはちょっと距離がありますが、ここはサイクリングパラダイス愛媛が世界に誇るしまなみ海道を要する今治です。

今治駅にあるジャイアントストアのレンタサイクルなんかもオススメです。

最近ではe-bikeという、簡単にいうと電動アシスト付きのロードバイク(自転車)で坂道も楽々走れたりするので、気軽にしまなみ海道のサイクリングへどうぞ。

まあ、今回はいけないのだけれども。
いつか記事にしましょうね。

11本目
しおかぜ1号
今治(9時30分発)→松山(10時6分着)
移動距離:49.5km/累計移動距離:665.2km
通常料金:※次の宇和海号と合算

この旅4回目の松山駅です。
あと何回ここを通るのだろうか……。


※松山で所用とお昼ご飯を済ませているので、松山駅に1時間近く滞在しています。

12本目
宇和海11号
松山(11時26分発)→卯之町(12時27分着)
移動距離:76.7km/累計移動距離:741.9km
通常料金:5,620円(乗車券:2,460円+指定席特急券:3,160円)/累計通常料金:36,580円

卯之町!
西予市の中心地ですね。

今回、これよりも南にある伊予吉田駅と宇和島駅にはすでに行っているので、確実に北へ向かいます。
とりあえず、行き先を決めましょう。

選択肢としては、新居浜駅、伊予西条駅、そして伊予市駅のどれかになります。

まあ、すみません。
このあと八幡浜駅に15時30分頃までに戻らなくてはならない都合、新居浜駅と伊予西条駅まで行く時間がありませんでした。

とはいえ、このまま駅前でだらだらしてもつまらないので、西予市宇和町の町並み保存地区を散策。
ここには古民家を改修した「卯之町バールOTO」さんもあります。

さて、最後はくじを引くことなく伊予市駅へ。

13本目
宇和海16号
卯之町(13時15分発)→伊予市(14時5分着)
移動距離:65.1km/累計移動距離:807km
通常料金:3,030円(乗車券:1,300円+指定席特急券:1,730円)/累計通常料金:39,610円

伊予市駅に着いたところでタイムアップ!

そのときの動画をどうぞ。

なんかこれでおしまいみたいな動画の〆でしたが、もうちょっとだけ続きます。

JRの伊予市駅の向かいには、手づくり交流市場「町家」があり、その向こうには伊予鉄の郡中駅もあります。
ちょうどこの日はマルシェをやっていたので、終わりの時間に近かったのですがちょっと覗きつつ八幡浜へ行く列車を待つことに。

14本目
宇和海17号
伊予市(14時36分発)→八幡浜(15時15分着)
移動距離:50.5km/累計移動距離:857.5km
通常料金:2,310円(乗車券:1,110円+自由席特急券:1,200円)/累計通常料金:41,920円
※伊予市駅では指定席を購入できる時間が限られており、今回は自由席となりました。

そして、時系列的にはここから

が始まるのです!

そんなわけで、愛媛県特急停車駅全駅制覇は、新居浜駅と伊予西条駅を残す結果となってしまいました。

しかし、JRのバースデイきっぷはとってもお得なことがおわかりいただけましたでしょうか。

通常料金でこの旅をしたら(するかどうかはおいといて)、41,920円でした。
それが13,000円だったので大変お得であるといえると思います。

しかも、このきっぷは3日間有効なのであと1日使えます。
ちなみに、最後の1日は愛媛から出て行ったので軽く行程だけにしておきますが、こんな感じです。

松山→(しおかぜ号)→宇多津→(いしづち号)→高松→(うずしお号)→徳島→(剣山号)→阿波池田→(南風号)→大歩危→(四国まんなか千年ものがたり号)→多度津→(普通)→坂出→(マリンライナー)→児島→(しおかぜ号)→伊予三島

詳細な計算はしていませんが、たぶん5万円くらいは安く付いたと思います。

たまには車での移動ではなく、鉄道の旅もいいもんではないでしょうか。

来週からはいつも通りカロリーたっぷりの記事をお届けしますね。

 

○奇跡的に宿泊地になった「松山駅」
住所:松山市南江戸一丁目
電話番号:089-943-5101
駅業時間:4:50~22:30

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